あらすじ
「彼女と出会ったのは、イベントの最前列争奪戦での“敗北”だった」
私――佐倉ちひろ(高校2年)は、重度のアイドルオタク。生きる意味は、推しの“姫乃ひより”を応援すること。ただそれだけ。
そんなある日、イベント会場で出会ったのは、完璧な推し活をこなす美少女・天沢いおり。最初は敵だった。だけど、彼女の「推しのためなら、死ねる」って瞳に、私は惹かれていった――。
けれど、この世界には知られざる“推し活戦争”があった。
裏垢、晒し、情報操作、握手券の横流し、オタク同士の内ゲバ、推し本人との距離が近すぎる危険な信者……。
これは、「推しを守る」ために戦う、オタクたちの命がけの戦いと恋の物語。
私たちは、推しを愛しすぎた。
でも――推しもまた、私たちを必要としていた。