あらすじ
ソファでスマホの動画を観ながらダラダラしていると、背後から母が言った。
「あ、そうそう。お向かいのあっちゃん、中学の制服小さくなったって言っていたからアンタのあげたわよー」
「へー…あっちゃん、昔は小さかったのに大っきくなったよねぇ…」
「確かクリーニング出していたわよね」
「あー……確か合格発表と説明会の時に着たかなぁ。出しちゃっていたから、慌てて受け取りに行ったんじゃなかったっけ」
「あ、そうだったわね。ちょっと着ただけだし、いっか」
母はそう言っていそいそとテラスへ洗濯物を干しに行った。
そうそう。
合格発表のあと、中学校へ結果を報告に行って。
その時にアイツに告白しようと思ったら、アイツは親と学校に来ていて告白出来なかったんだよね。
とてもじゃない、告白出来る雰囲気じゃなかったし……。
………あれ?
とんでもないことに気がつき、手からスマホが滑り落ちた。
拙作100文字小説「ポケットの中に」のスピンオフです。一応。
表紙画像は「イラストAC」ゆりゆりのゆり様。
第213回超•妄想コンテスト「ポケットの中」にて優秀作品に選出して頂きました✨
これを機にお読みくださった方、お祝いの温かいメッセージをくださった方、今まで応援してくださった方、ありがとうございます(^^)
楽しんで頂ければ幸いです。