あらすじ
1995年、その年はガルフ連邦の最西端、マルドゥース諸島からなるマルドゥース州が本土復帰をした二十周年の年だった。
ある日、島に住む少女がアノルカ合衆国駐屯基地キャンプ・シュワルツに勤めるアノルカ兵に輪姦されるという事件が起きる。しかし、兵士はそのままキャンプ内に逃げ込み、治外法権を盾にして立件を逃れようとした。被害者の父親はそのことに激怒し、キャンプ・シュワルツの鉄条網を越えて基地内に乗り込み、報復のために襲撃事件を起こしてしまう。
この報復に怒ったアノルカ合衆国はガルフ連邦政府に対して被疑者の早期引き渡しを要求。しかし、これを知ったマルドゥース島民たちは激しく反発する。
双方の主張が食い違う中、ガルフ連邦政府は世論に押される格好で事態収拾に向けて動き出す。連邦警察庁はマルドゥース州内で潜入捜査をしていたオルディス警視庁公安部公安二課の面々に被疑者の捜索を命令。ジェイク・エイブリーと名乗り、協力者を使ってマルドゥース青年労働連合を監視していた公安二課のレオン・ウェルズ警部補も捜査を開始する。
アノルカ合衆国は期限を切り、期限までに引き渡しが行われない場合はキャンプ・シュワルツの軍を動かすと宣言。一方、マルドゥース諸島の実効支配をねらっている劉華人民共和国もこの機を狙って軍事介入のために動き出す。アノルカ合衆国軍と劉国人民軍によるマルドゥース州内での衝突は、ガルフ連邦が戦場になることを意味していた。
刻一刻と迫る戦争の危機。果たしてレオンは悲劇を止められるのか。
ボーダーラインシリーズ第四弾。
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※主人公レオンと事件関係者それぞれの視点で話が進行します。
※本作はボーダーラインシリーズと同じ舞台の物語ですが、過去の時間軸での話になります。同シリーズは2016年以降の話ですが、今作は1995年の話です。
※既に脱稿しておりますので、休載はありません。トータル220,000字程度の作品です。
※出てくる人名、地名、企業名、団体名等はすべて架空のものです。いかなる実在の組織とも関係はございません。