あらすじ
レストラン檸檬のオーナーである飛田は、突然現れた作業服姿の男から保守契約の勧誘を受ける。彼は急ぎの仕事があると断るが、その後もしつこく勧誘される。さらに、ある日おしぼりボタンに異常が起き、配信者の手違いで店内が停電してしまう。事件後、おしぼりボタン目当ての客足が遠のいてしまい、オーナーは慌てて謝罪するが、決定的な亀裂が入ってしまう。
その後、オーナーは何度もおしぼりボタンを点検するが、ある日新たな文字が追加されていたため昏倒し入院する。そして、三日後には横浜線の車内で痴漢事件が発生し、被害者が緊急停車ボタンを押すと、おしぼりが飛び出しパニックが起きる。
この小説は、おしぼりボタンにまつわる奇妙な事件を描いた物語である。飛田が狙われているのか、それとも偶然なのか。謎が深まる一方で、事件の背後にある人物や組織が次々と明かされていく。読者は、事件の真相を知るために、物語の展開に注目することになる。