あらすじ
あるエッセーで「わたしは結婚しない。男に家庭に社会(女とはかくあるべしと決めつける社会)に縛られ、決めつけられたくはない。わたしは100%、自分自身を生き抜く。生き抜いてみせる。これだけのことをこうしてエッセーで云うからには、それだけの‘覚悟’がある。わ、た、し、は、結婚しない!」というちょっと眉に唾つけて見なければ信じられないほどの、すさまじい(?)覚悟を述べた方がおられました。ご自分の写真付きでしたが、その写真を拝見してなおびっくり。髪の毛を長く伸ばした(お世辞ではなく)超美人だったからです。年令は28くらいだったかと記憶していますが定かではありません。2005年前後のことだったと思います。これに感心のあまり書こうと思い立ったのがこの拙著「ぜフィルス、結婚は嫌よ」でした。ゼフィルスとは彼の巨匠手治虫先生の作品「ゼフィルス」から名をお借りしたのです。御作品では(男への)復讐の女神ゼフィルスということでしたが。とにかく、この端倪すべかざる女性をエッセーで知って書こうと思い立った作品です。先に一度(ラジオ)シナリオにしてNHKの公募に応募したのですが力たりずに入選しませんでした。今回20年近くを経て小説にし、あらためてエブリスタに発表するのも面白かろうと思い立った次第です。主人公の名前は惑香、エッセーの主のようにできるだけ美しいイメージを出そうとして考えた名前です。作中にも記しましたが「みずからの美しさにとまどう」ほどの美貌の主ということです。その美しさとははたして外形のみならず…なのでしょうか?作品内でお確かめください。手前味噌ですがラストは(たぶん)感動的だと思いますので、ぜひどうぞ。