あらすじ
モリーは死者の〈死亡地点〉に立つだけで、そこで息絶えた死者の声を聞くことができる。モリーはその能力を活かし、死者の声を収録したオーダーメイドのビスクドール、〈モリーズドール〉を制作する工房を営んでいる。〈モリーズドール〉は1体1000万円。高額にも関わらず、「死者にもう一度会って話を聞きたい」と思う人々の依頼は絶えない。
そんなモリーの工房に、今日もひとりの依頼主がやってくる。
「母が焼身自殺をした本当の理由を知りたいんです」
モリーはこの依頼を受け、依頼主の母の声を聞きにいき、〈モリーズドール〉を制作する。