あらすじ
大海原に点在する十二の島々からなる国家、アストレア群島。
そこでは、人智を超えた巨大モンスターたちが自然の摂理として君臨し、人々はわずかに与えられた土地で慎ましく生きていた。
かつてある島を襲った深海神《リヴァイア・オブリヴィオン》。
全長一キロを超えるその存在は、巨大津波とともに島々を一夜で飲み込み、文明を一度壊滅させた。
その災厄から唯一生き延びた少年、カイル・レオンハルトは、やがて青年となり、新人ハンターとして狩猟団に加わる。
仲間たちと共に異変を追う中、群島全域でモンスターの異常行動や古代遺跡の出現が相次ぎ、背後には外界からの侵略者《軍事国家ドレムニア連邦》の存在が浮かび上がる。
彼らはかつての文明が封じた「深海神制御装置」を奪い、神の力を兵器として利用しようとしていたのだ。
火山、氷海、天空ーー次々と現れる古代竜たちとの死闘を越えて、カイルたちは成長し、絆を深めていく。
そしてついに、深海より“神”が再び目を覚ます。
それは討つべき災厄か、それとも守るべき世界の一部か。
モンスターは人類の敵か、それとも共に生きる理なのか。
仲間の思いを背負い、少年は「復讐」ではなく「未来のための戦い」を選ぶ。
これは、世界の均衡を揺るがす“神”との最終決戦を描く、群島戦記ファンタジーである。