あらすじ
高校生活が始まって一週間。
満開の桜、バカ騒ぎする男子たち、笑い合う日々——
それは、ありふれていて、だけど確かに「幸せ」と呼べる時間だった。
だが、ある日。
教室に響いた“声”が、すべてを狂わせた。
「規則解除。只今より、すべての異能の権限を解放する」
その瞬間、誰もが信じていた“安全な日常”が崩壊し始める。
仲間が死ぬ。街が焼ける。悲鳴と血の匂いに塗れた地獄が訪れる。
逃げ惑う中、ふみは目を覚ます。
——自分が持つ、誰にも知られていない異能。
時間を止める力。
それは、便利でも、強大でもない。
ただ、誰にも知られることなく、すべてを「静止」させるだけ。
けれど、だからこそ——今ならできることがある。
友達を守ること。壊された日常の謎を暴くこと。
この世界を狂わせた“何か”を、止めること。
私はもう、迷わない。
この異能を使って、“この世界を壊した存在”を見つけ出す。