あらすじ
指先の染色師リーハのお仕事は、生者の爪を磨き色付クリームで染色することと、死者の爪に幻夜草《アンカーネン》を描いて装飾すること。
過去のトラウマから若い男性が苦手なリーハだが、とある葬儀で爪装飾を引き受けた客の遺族の若い男性ティンカンが後日訪ねてくる。
名前を聞くこともなく、大事な遺族を死者の世界で穏やかに咲き誇るという幻夜草《アンカーネン》で飾ってくれたことに丁寧に礼を言われた。
とある夜会で主役のお嬢様宅へ仕事に行ったリーハは、偶然ティンカンに再会する。
が、近衛騎士団に所属のティンカンの装いはリーハの苦手な男性の特徴そのものだった。
具合を悪くしたリーハをティンカンは、優しく気遣ってくれて、トラウマが薄れたような気がしてきたリーハだったが。
2部の駆け落ち(?)編と、3部の殴り込み(?)編、4部のその後・番外編に続きます。