あらすじ
この人のために生きて、この人のために死にたい――。
明治二十三年。
維新とその後の動乱もおさまり日本が近代化に進みはじめる頃。
東海道鶴伏宿に『白城の鷹』と呼ばれる若い博徒の親分がいた。
兄を凶悪な博徒に惨殺された隼珠(はず)は、身を売られそうになっていた夜に『白城の鷹』である迅鷹(はやたか)に助けられる。
迅鷹は隼珠を買いとり、白城組で仕事を与え、夜は古傷の痛みをとる指圧までして世話をやく。なぜそこまで自分に親切にしてくれるのかわからないまま、迅鷹は隼珠にとって、次第に離れがたい人となっていく。
しかし、迅鷹が隼珠を引き取ったのには、隠された理由があった――。
博徒の親分×兄を殺された青年
【登場人物】
井口隼珠(いぐち はず)
白城迅鷹(しらぎ はやたか)
※喧嘩、流血シーンあります。苦手な方はご注意下さい。
※作中の按摩という言葉は昔の施術法を示すものであり、人を示しているのではありません。その点をご了承くださいます様どうぞよろしくお願い致します。