あらすじ
「……助けてあげます。他の人にさせちゃ駄目っすからね」
初恋を知ると、獣人には発情期がやってくる――。
のんびり屋で本が好き、それから得意なものは料理。律はそんなおっとりしたウサギ獣人だ。恋がどんなものかもまだ知らず、自分には発情期がやってこないものだと思っている。
そんなある日、妹の友人である猫獣人の蓮と出会う。気のいい青年と妹が恋仲一歩手前なのだと思った律は、兄として二人のキューピッドとなるべく奮闘することに。
けれど蓮の人となりを知り、二人で過ごす時間が増えるほどに、応援だけじゃない気持ちが芽生え始める。
この気持ちはいったいなんだろう。
そう首を捻る律の身体が、いつしか不自然に火照りはじめて――。