あらすじ
王国魔術院を首席で卒業し、王宮魔術師として名を馳せる才媛――セレスティア。
その才と美貌に目をつけた王子からの求婚を、彼女は一言で断った。
「殿下。私にはあなたの妻になれるほどの器はありません」
その瞬間、彼女の運命は大きく変わった。
王宮から流されたのは、誹謗と捏造。
「魔術院の研究費を私的に流用した疑いあり」
「王子を誘惑したが、拒まれ逆恨みして自作自演した」
真実など必要ない。王子のプライドを傷つけた、それだけで十分だった。
こうしてセレスティアは「追放処分」となり、全てを失う。
魔術師の称号も、居場所も、安寧も。
ならば、いっそのこと――
セレスティアは自分がしたいことをしようと思った。
禁忌とされる『黒魔術』を会得し、極めようと。