あらすじ
※ネタバレ注意
多額の借金を背負ったΩのホスト莉央。客から不正に金を受け取ろうとしたところ莉央は薬を盛られて眠らされてしまう。
目が覚めると海の上で、船は孤島『香后雌島(かごのめじま)』に到着。
その島には莉央の他に七名のα客が招かれていた。
島に全員が集まると、唯一のΩ莉央をめぐってαたちが争うゲーム『オメガ・ロワイヤル』がスタート。
莉央に金をだまし取られた医師と教授、莉央を逮捕したことのある刑事、ホストクラブ関係者、優しい仮面を被った起業家、運命の香りの元同級生、偽名のα――島に集まった七人のαに狙われる莉央。
ゲーム開始後すぐに、α客の中から死者が出たことでゲームは序盤から混迷を極める。しかもその死者は偽名でこの島に潜り込んでいた。
その後島の外との唯一の連絡手段である無線機は壊され、更に発電機までが壊されて島の中が停電する。
そんな中Ωである莉央は発情期を迎えてしまい、性フェロモンに当てられた医師が莉央を襲おうとする。それを助けてくれた同級生に思わず心を許しかけるが、彼が裏切者かもしれない証拠を手にしてしまう。
信じられると思っていた相手に疑惑が芽生え動揺する莉央。
その後も失踪や殺人によりαの人数は減っていく。
ゲームの裏には、莉央の育て親である張爺さんが関わっていた。彼は莉央の実の父親である白羽功一郎の部下だった。
白羽は慈善団体L&Pの会長で、αとΩのつがい形成・妊娠出産に関する実験を島で行っていた。その様子はリアルタイム配信され、L&P上層部の人間たちに視聴されていた。
張爺さんは会長を裏切り、莉央にこの件を暴露。それを知った莉央は監視されている状況を逆手にとってカルト集団L&Pの会員を騙そうと企む。
残りのαと莉央は張爺さんの協力を受け、あたかも会長の思惑通りに進んだかのように見せかける。
ゲームの勝者=莉央のつがいが決まり、最終日に迎えが来た。
しかし勝者と共に白羽会長の前に現れた莉央のうなじには、つがいになった形跡が見当たらない。
ゲームが台無しにされて怒る会長。賞金は渡さないと言って莉央を勘当する。
しかしそれは莉央の望むところであった。
父親の支配を抜け出し、島で結ばれた運命の相手と莉央は二人で手を取りあい、新しい人生へと旅立つ。