あらすじ
インターネット上に密やかに存在するそれは「灰色のページ」と呼ばれていた。
特殊な状況、問題、現象、事件に困った人間が検索を繰り返すとある時、たった一ページだけがヒットする。
「灰色の問題でお困りですか?」
そのページをクリックすると進むのは真っ白なページに一文。
「誰にも理解されない問題でお困りでしたらその内容をご記入し、送信ください。当方の範疇に当てはまるものである場合、あなたをお助け致します」
そうして状況を送信すると返信が返ってくる。そうして、理解不能な出来事を解決してくれる者が現れると。
※
「灰色」を生業とする日昏マチと纐纈ヒムラ、佐久間カケルの一行は依頼を受けてとある富豪の家へ。
依頼人は一家の妻、冬生双葉。彼女の一人娘にかかる呪いを解いて救って欲しいというものだった。
娘の冬生秋知にかかる呪いは九代前から始まり、それは凡そ二百年もの間続く。
長い年月、冬生の家では娘が必ず死ぬ。それは確実に二十歳を迎えず、確実に十代半ばから後半に死んだ。
秋知は既に十六、今まさにその命を消しかけていた。
しかし冬生の家に着いたマチの目には受けた依頼とは違ったものが映っていた。
それはつまり、「依頼人」の嘘でもあった。
※「依頼人」に起こる様々な不思議な出来事、グレーゾーンの現象を解決していく怪奇系ミステリー。
※こちら以外にも一カ所で公開中。