あらすじ

目の前にいるダリオは私の知っているダリオではありませんでした。体型や髪型はよく似ていたけど、彼のうなじにはホクロがなかったのです。その代わり親指の付け根に小さな火傷痕がありました。それは私の弟が昔暖炉から跳ねた火の粉に当たってしまったときに出来た痕とよく似ていました。私はそのことに気づいてしまいましたが、誰にも言うつもりはありません。ダリオにも、もう会えない家族にも。――結局は私も彼の共犯者なのですから。

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アルファポリス
アルファポリス2022/11/14
  • 現在の作品螺旋の檻