あらすじ
十九世紀後半 パリ。
酒におぼれる売れない画家レオン。レオンを酒場まで迎えに来た椿は、ガラが悪い男に絡まれる。そんな椿を助けたのは、通りすがりのウジェーヌだった。
ほっとしたのもつかの間、勘違いをしたレオンが酒場から飛び出し、ウジェーヌにとびかかる。
レオンと椿の微妙な関係の中に入り込んでいくウジェーヌ。三人は親交を深めながら、その関係が少しずつ変化をしていく。
【登場人物】
■ 藤堂 椿 (とうどう つばき)19歳 黒い髪、少し湿った漆黒の瞳
日本人。縁談が破断し、傷心の折、兄のフランス留学に付き添いパリを訪れる。その中で、琥珀色の瞳を持つレオンと出会い、引かれていく。
ウジェーヌ 「恐ろしく気が利く女」
レオン 「君という存在を作り出した神様に、俺は心から感謝をしている。」
■レオン・オクレール 22歳 亜麻色の髪、神秘的な琥珀色の瞳
売れない画家。繊細な印象の青年。鋭い琥珀色の瞳を持っている。…
椿 「レオンは、優しいの」
■ウジェーヌ・デュムラン 25歳 鳶色の髪 澄んだ青い瞳
椿を助けた青年。背が高い好青年。
■藤堂 松彦 (とうどう まつひこ)
椿の兄。建築の勉強のためにフランスへ留学することになった
■黒木 廉太郎 (くろき れんたろう)
兄の友人でフランスに少し前から滞在している。
法律を学びに来たが、芸術に興味を持つ
■マルグリット
黒木の知り合い・ブルジョワ階級の娘。画家として活動している。
※エッフェル塔建設前の話
一部写真提供ー写真AC