あらすじ
★7月28日★
なんとなく、伏せとくのもあれなんで「ちょっとした真実」を、最後に書き足してみました。
紹介文そのまんまの話です。
私が昔、東京で一人暮らしをしていた時に勤めたことのある、とあるキャバクラ。
そのキャバクラはビルの中に入っていて、確か五階だったと思う。
大箱ではなくて、こじんまりとした、小さな箱で、フロアもそんなに広くはなくて、卓数も少ない。
土地柄もあり、物凄く安く料金設定がされていると言うわけではなかったが、それでも周りの夜の店よりかは客が遊びやすい雰囲気で、敷居の高すぎない、そんな店だった。
在籍しているキャストたちも、それぞれ昼職を持っていたり、夜一本だとしても意識が高すぎる、と言った空気ではなくて、仲が良かった。
男性スタッフも皆ガツガツしておらず、穏やかで優しい人ばかり。
働きやすくて、居心地が良くて、でもビル自体は少しだけ古臭くて野暮ったい。
そんなビルの中に入っている店にしては似つかわしくないような、無理やり整えた内装だけは、一見その土地に合わせて高級そうに繕ってはいたけれど。
それでもどこかしら、華やかさや煌びやかさには欠けていた。
どれだけ着飾った、可愛らしい、綺麗な顔立ちに、美しい化粧やヘアアレンジを施したキャストが揃っていようとも。
なんだかとっても、どこかが、何かがおかしい、アンバランスなそんなキャバクラ。
そこには幽霊が出ると言う、結構界隈では有名な噂があったりしたのだ。