あらすじ
「日本」の国力が絶頂期だった1988年から200年後の世界各地には、かつての「日本」を模倣したテーマパーク都市やビジネスセンター都市が存在していました。
オマーンのマグセイル近郊に在る第四東京市もそのひとつで、皇居や秋葉原・銀座・原宿・渋谷・新宿などをミニスケールで再現し、多くの観光客で賑わっていました。
この第四東京市の主な収入源は、観光客による「入場税」と国際組織「日本文化保存協力機構」からの支援金と免税品の販売でした。
この都市に住む40万人の住人の仕事は、かつての日本人の生活を「演じる」こと。
この物語のヒロインたちもまた「女子校生」を「演じる」ことが仕事なのです。
「日本」的なライフスタイルに憧れる彼女たちは、自分たちが「日本人」の子孫であることに誇りを感じ、今や世界的なスタンダードスタイルとなった「日本」的なビジネススタイルや社会保障、アニメやゲームなどのカルチャー、和食中心の食生活の発信地としての第四東京市に暮らしながら、まだ見ぬ「日本」に憧れをいだいていました。
その憧れの地である「日本」は噂によると、今は情報管制の下、「閉ざされた状態」にあるといい、ごくわずかな「日本人」しか居住していないといわれていました。
「鎖国日本」へいつか行きたい、と願う彼女たち。
そんな彼女たちに「日本人」を称するが故の様々な事件が降りかかってきます。
ベーシック・インカム(BI)とユニバーサル・インカム(UI)両派の政治抗争、「日本」の知的財産を狙う国際資本。
そして、終盤、閉ざされた「日本」へー。
喪われた祖国への旅が、今、始まります!!
※以前、連続シリーズ構成して公開いたものを、一個の作品として再構成しました。