あらすじ
“「セックス、してくれない?」
ゆりこはそう言って一口、ソフトクリームを食べた。私もよくわかんなくなって、イチゴを食べた。”
大学二年の清水さきは他大に通う幼馴染の飯塚ゆりこが所属するサークルのSNSを毎月見る。ゆりこの顔を拡大して、それでアカウントからログアウトする。ゆりこを性的に好きかと言われたら違う。だけど、何かが足りない不自由ない毎日に足りないのはきっとゆりこだ。さきのその確信は一本の電話で変わってゆく。
“ゆりこ、頭おかしくなったのかな。でも、いいか”
性愛と信仰、二人の女子大学生の終末的愛の物語