あらすじ
1章 全6話
「こんな世界なんか、私はいらない。」
彼女はそう言い、涙を一筋零した。
その小さく、愛しい"核爆弾"を、両手に確と抱えながら。
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「世界平和」が完全に実現した時代、西暦2268年。
錫守 夜明(すずもり よあけ)は、家族にも友人にも恵まれ、幸せな中学生活を送っていた。
9月1日、新学期が始まったその日。
人知れず世界は、滅亡へのカウントダウンを刻み始めた。
これは、「家族」と「世界滅亡」、そして「素数」にまつわる、唯の日常の物語。
2章 全3話
これは、私の罰なのだろうか。
全てから逃げた私が、今さら求めた結果なのだろうか。
だとしたら、本当にそうなのだとしたら。
「………こんな世界、おかしい、でしょ。」
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世界が歩みを止めた時代。
その時代を生きた喜梨 円(きなし まどか)は、不幸だった。
指の隙間からこぼれ落ちていくものは、もう遠く届かない。
これは”核爆弾”を作った彼女が、幸せを諦めるまでの昔話。
3章 全3話
けれど、僕はもう知っている。
僕も、この『作戦』を考えたあなたも。
本当は、これっぽっちも、良い子なんかじゃないってことを。
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互いが互いの幸せを思ってすれ違う。
家族のために、家族を傷つける。
これは、幸せを求める少年少女と、数学の物語。
毎日23:00更新予定