あらすじ
山口絵美には、物心つく頃からの幼馴染、裕一郎が居る。
隣人で二歳年上の彼は少し頼りないけど優しく、二人は本当の兄妹に仲が良かった。
成長していく中でもその関係は変わらず、絵美は高校一年生になり、裕一郎がいる高校に進学。
小中学生と続けていた合唱部に入部を決めるが、初めての場所に不安になった絵美は、小学校からの親友 麗華に体験入部に付き添ってもらう。
合唱部に居たのは幼馴染の裕一郎で、ハッキリ物事を言う麗華を笑って見ていた。
その日以降、絵美の教室に理由をつけては来る裕一郎の姿に、絵美は自分を好きだと勘違いしてしまうが。彼から、親友の麗華が好きだと相談される。
絵美の気持ちを知らない二人はその後付き合い始め、絵美は逃げるように東京の音大に進学し、彼を忘れようとする。
そんな八年後、久しぶりの親友からの連絡は結婚報告だった。
落胆した絵美は、衝動的に裕一郎が好きだと言ってしまい、気持ちを知った麗華は絵美との関係を断とうとする。
麗華に当たってしまったこと後悔し、彼女に謝りたいと思うが、裕一郎が好きな自分に引っ張られて「ごめん」も「おめでとう」も言えない。
どうしたら裕一郎への想いを断ち切り、二人の結婚を心から祝福出来るかを考えた絵美が出した答えは、式場で鎮魂歌を響かせることだった。
画像はACイラスト様です。