あらすじ
【オンステシリーズ、アナザーストーリー始動】
自信なんてこれぽっちもなくて、鏡に映る自分を見るのが大嫌いだった。
まるで私は白鳥の群れに現れたみにくいアヒルの子みたいだった。
「バレエの世界に、醜いやつなんて要らない」
分かってる、そんなこと私が一番分かってる。
「下を向くな胸を張れ。自信がないことを理由に、自分の誇りまで見失うな」
でも、でもね。
アヒルだって夢を見たい。
白鳥になる夢を見たい。
「少なくともすましたブルーバードや気取った白鳥なんかより、必死にもがくアヒルの方が、俺は好きだ」
もがいて、もがいて、もがいて。
それでもなりたいものが、あったんだ。