あらすじ

溜息と共に漏れた言葉が宙を舞う。  俺は操縦席のリクライニングをグッと引き下げ、力なく体を倒した。微弱な重力装置のおかげで、ゆっくりだが体が座席に沈み込む。操縦席の巨大なフロントガラス越しに広がる、どこまでも続く果てのない宇宙の闇。意識が静かに吸い込まれていく。こうやって座席に身を委ね漂っていると、宇宙とリンクしているような感覚になるのだ。  宇宙船クレードルは、地球から150光年離れた「おうし座ヒアデス星団」の中を航行している。目的地の惑星が属する恒星「アイン」が他の星よりわずかに大きく見え始めていた。他の星の2個3個分は大きいだろうか。しかし、それでもまだ遠い。まだまだ遠い。目的地まではあと何十年とかかるだろう。  何故こんな事になってしまったのか…… 「生ける屍だな。今日から俺は」 言葉が力なく漂う。 :::::::: 以前、エブリスタ仲間のホラー企画で考えてたお話ですが、完成しませんでした。 そして後半のホラー部分には辿り着きさえしませんでした。 妄想コンテストより長い中編程度の話ですが、せっかくAIというお題があるので、 すこしずつ無理なく、ひっそり更新していこうと思います。 血が出たりする場面等ありますので、レーティングを設けました。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2023/07/23
  • 現在の作品時空舞う生ける屍