あらすじ

東京で歴史民俗学を学ぶ女子大学生・咲夜は、卒業論文の題材を探す中、教授に紹介された「夜泣き石伝説」を求めて奈良の山里・布留の里を訪れる。観光地化されていない静かな村で、彼女はふとしたきっかけで神隠しに遭い、時代も風景も異なる“もうひとつの布留”に迷い込む。 そこで咲夜は、村人から「布留姫の再来」と呼ばれ、かつて神に仕えながら封印された巫女の魂と邂逅する。現代に生きる彼女と、語られぬまま消えていった過去の巫女。二つの魂が交わるとき、忘れられた祈りが再び息を吹き返す——。 この物語は、神話と現代、女性と祈り、記憶と選択を紡ぎ出す短編小説です。語られることのなかった巫女たちの存在、名もなき女性たちの声にそっと耳を傾けながら、主人公・咲夜は“祈ること”の意味を見出してゆきます。 過去と未来、人と神を繋ぐ“祈り”の物語を、ぜひあなたの心で受け止めてください。

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小説を読もう2025/08/07
  • 現在の作品布留の里の夜泣き石 ~神隠しの巫女~