あらすじ

ぴん、と澄んだ高音が響いた。 十三本の箏(こと)の糸。 彼女が調律の仕上げに爪で弾くと、テトロン製の糸が気持ちよく鳴った。 「糸締め、終わりました」 彼女が凛とした声で告げた。 初心者とは思えない、高尚な空気をまとって。 8人の先輩たちは誰もが「あり得ない」と呆然としていた。 高校生になったこの春、憧れの箏曲(そうきょく)部に入った。 最高の親友になれると思っていた唯一の同期は、雲の上の存在だった。 ※妄コン「のびる」応募作品です。 ※表紙はphotoACよりRipta様「箏」をいただきました。

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エブリスタ2024/05/30
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