あらすじ
古芝奏空(こしばそら)は、運動センスが全くない「スポーツの落ち零れ」だった。
幼馴染の半ば強引な誘いで陸上競技と出会い、惨敗に終わった記録会から2年後、独学で鍛えたスピードを武器に、彼女は県トップ選手へと成長を遂げる。
走る以外は苦手。
けれど、走ることなら距離問わず戦える。
短距離選手(sprinter)であり、中・長距離選手(middle・long distance runner)でもある二刀流ランナーの彼女は、県内でその名を轟かせ、周囲から「黒豹」と呼ばれるようになった。
強さを求める度に、
立ちはだかる高い壁、深まる溝。
多感な学生時代。
喜び、悲しみ、苦悩に葛藤。
仲間、友人、衝突する人間関係。
本当に欲しいものは?
私が走り続ける意味とは?
その答えを探し求める先で、彼女が得たものとはー。
儚い閃光のような季節の走路(みち)を、
青春という疾風を、駆け抜けろ。