あらすじ

「ほら雨上がりのアスファルトってきらきらしてて綺麗でしょ? 飴玉を砕いて散りばめたみたいに。なんかうれしくなっちゃうよね」  天奈はアスファルトの上で楽しそうにぴょんと跳ねたり、くるりと身体をターンさせたりしている。まるで小さな舞踏会のようだ。 「滑って転ぶなよ」  「大丈夫だよ。上利くんだって知ってるでしょ」  もう一度、天奈は小さくジャンプした。スカートの端が遅れて跳ねる。  彼女の着地点には大きな水たまりがあった。 「私は絶対滑らないって」  勢いよく着地した天奈はこちらを振り返って笑った。  しかし足元の水たまりには波紋ひとつ生まれない。  彼女の足は地面から少しだけ浮いていた。

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エブリスタ
エブリスタ2024/07/27
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