あらすじ
幸宏は小さなカフェを営んでいる28歳。ある日幸宏の店に、軒先で肉まんをかっこんで入店する高校生が現れた。彼は毎週同じように現れては、こだわりのコーヒーをブラックで、全く旨くなさそうな顔で飲む。4度目の来店時に、ひっそりと「肉まん少年」と名付けられる。
ある寒い日、幸宏は肉まん少年に、こんな寒い日くらいは…と、「ふわふわハニーラテ」を勧める。肉まん少年は躊躇するが、ひと口飲んで「うま…」と呟く。それ以降徐々に2人は打ち解けていく。
しかし達海は、常連客に「あの子、店覗いて店長居なかったら入店しないよ?!」と言われ……
自らの少年期の傷が癒えないからこそ、少年を傷付けたくない達海と、真っ直ぐに想いを伝える肉まん少年・ミライくん。
大人になること、子どもを守ること、大人と子どもの狭間にいることーー
恋愛を越えたブラザーフッドを描く、穏やかな短編恋愛小説(8,000字)
※連作短編小説「町中華屋のマイコー」の中の1エピソードです
https://estar.jp/novels/26286996