あらすじ
「告白は手紙に限る。記憶が薄れても読み返せば思い出せるし、手書きなら真剣みも伝わるしな」
「まあそれはそうかも」
下山美沙は頷いた。
けど「ラブレターが欲しい」と宣言するだけでもらえるほど僕はイケメンなわけじゃない。
「ラブレターをもらうためにはまず女子にモテる方法を考えねば」
「目的を見失ってる気がするよ」
「とりあえず僕はこれからラブレター蒐集大作戦を練るのに忙しい。そろそろ下山さんも自分の席に」
「そういえばさあ」
話を締めようとした僕を遮るように下山さんは次の話題を振ってくる。
僕は教室の壁に掛けられた時計をちらりと見た。
もうすぐ昼休憩が終わる。時間がない。
よし無視しよう。
「ぜんぶ集めるとなんでも願いが叶う『伝説の七枚ラブレター』って知ってる?」
「詳しく聞かせてください」