あらすじ
ドフィーネ王国の王太子であるシャルルとの婚約を破棄されたナキは、父であるヴァランス伯爵が重篤だと聞いて王都サンヌを離れた。
これを転機だと捉えた新しい婚約者、ヴィエンヌ伯爵令嬢ローシは、家臣を使いナキを襲撃させる。
ヴァランスへ戻る直前に不審な集団に襲われたナキ一行。取り壊し寸前だった城館に籠もり助けを待つも、絶体絶命にまで追い込まれる。
そこへヴァランスの騎士ルシファーが現れると、不審集団を撃退した。
先が短いのを悟っているヴァランス伯爵は、少数の供回りを与えてナキを亡命させる決意をする。
たったの二日で郷土を離れ、父との最後の会話を笑顔で終えると、マルセイユ港からコルス島へと移る。
到着前に船で襲撃を受け、なんとか上陸するも包囲されてしまう。
そこへ黒服の一軍が現れ、ナキ一行はサハラー王国へ入国することが出来た。
あれから一年、ドフィーネ王国はパージェス王が病に伏せり、シャルル王太子が政務を行うことで国土が荒れてしまっていた。
ナキが心に決意したその瞬間、イーリヤ将軍は意思を認めてその力を貸すと約束する。
これは一つの物語の序章に過ぎない。
この作品は直接的には
・優秀な伯爵令嬢が王子を支えようとすると正反対の評価を受ける
の後編であり、独立したシリーズ物の(1)として続ける予定です。
なお、概ね世界背景は統一されていて以下の順番の時代を貫通していきます
・聖女を欲しがる国の策略にまんまと嵌められた王子が暴力振るって来るのでよそへ行きます
・優秀な伯爵令嬢が王子を支えようとすると正反対の評価を受ける
☆本作品時代
・婚約破棄を受けた巫女が次の聖女になりました。婚約破棄ありがとうございました!
・聖女を騙る人がもてはやされていますが、本物の私は隣国へ追い出されます
・取り違えられた私が伯爵家に嫁いでしまい、本当の花嫁は婚約破棄される
・婚約破棄からの国外追放、それで戻って来て欲しいって馬鹿なんですか? それとも馬鹿なんですか?