あらすじ
前世では平家の姫として不自由ない暮らしを送っていた柚葉。
彼女は自分を護るために命を落とした従者・千代丸の存在を悔やみ続けていた。
また千代丸の死後、平家は源家との戦いに敗れたことで
柚葉自身も命を落としてしまっていた。
時が流れ、戦国の時代に転生した柚葉は
前世の記憶を持ちながら農家の娘としての人生を歩んでいたが、
ひょんなことから今川義元の姪である瀬名姫の元で仕えることに。
今川の屋敷には長年人質として囚われている武士・徳川家康が同居しており、
彼がかつて前世で自分を助けてくれた忠臣・千代丸だと確信する。
柚葉は家康——千代丸との巡り合わせに喜ぶが、
彼が柚葉に向ける視線は酷く冷たいものだった。
一方で瀬名姫とは何やら仲睦まじい様子を見せる家康にやきもきしつつ
侍女としての暮らしを送る柚葉だったが、
彼女を待ち受ける道は彼女が思う以上に数奇で波乱に満ちたものだった——