あらすじ
婚約者である王太子の人気取りのため悪役にされてしまったミラベラを、断罪の場で唯一庇ってくれたのは、生真面目で有名なアードリックだった。
そのまま王太子の売り言葉に買い言葉で、アードリックはミラベラの新たな婚約者に名乗り出たのだが……二人きりになったあと、どうか断ってくれと平謝りしはじめる。
産業革命に向けて貴族が急激に力を失いつつあった、激動の時代。アードリックが継いだばかりの辺境のエルスター伯爵家は、訳あって莫大な負債を背負っていたのだ。
皆の想いのこもった壮麗な古城と大勢の使用人たちの雇用を守るためにも、まだまだ厳しい状況が続くという。しかしお互いの秘めた想いを確かめたミラベラは、苦しくとも彼と共に歩むことを決意する。
ミラベラは伯爵家の状況を確認すると、税金対策のため古城をホテルとして法人化することを提案。そして、同様に傾きつつあった王家を未来の王妃として支えるべく学んでいた知識を、いかんなく発揮し始める。
歴史ある古城ならではの展示やアクティビティの立案、ワイナリーの廃業回避など、アードリックとミラベラは手を取り合って、事業を次々と軌道に乗せていった。
やがて首都には革命の波が押し寄せたが、一方の二人は辺境の地で、穏やかに愛をはぐくんでゆく。
だがそこに、王権奉還によって全てを失った元王太子が現れて――。
――この城に来れば、誰もが幸せになれる。
魔法のようなひとときを、あなたも過ごしてみませんか?
※メインタイトルと一部キャラ名が変わっていますが、某所で3万pt越えした短編の加筆版です。ぜひ読んでみてください!(加筆部分は春〜秋の章です♪)