あらすじ
___「初雪の日に、また一緒にいよう」
それは、ただの口約束のはずだった。
けれど、その約束は、二人にとって思っていた以上に大きな意味を持っていた。
初雪の舞う朝、陽菜は待っていた。
白く染まる街を眺めながら、彼が来るのを。
けれど、蓮は現れなかった。
どうして? 何があったの?
不安と寂しさを抱えたまま迎えた数日後、陽菜は思いもしない形で蓮と再会する。
「……ごめん。俺、約束を守れなかった」
傷ついた表情で紡がれる言葉。
果たせなかった約束の裏に隠された真実。
すれ違った時間の中で変わってしまったものと、変わらずにそこにあったもの。
静かに降り続ける雪が、二人の想いを優しく包み込んでいく____