あらすじ
蛙化現象。
多くの場合女性が当てはまるその症状は恋愛において致命的だ。
俺、遥彼方もその致命的な蛙化現象の一人である。
男は狩猟本能から狩った獲物に餌をやらないタイプで当て嵌まらないなんて言われたりするが、それは果たして俺のように嫌悪感を抱いたりするのだろうか。
恋愛するのは好きだ。
恋が実るまではその人が好きだ。
だけど、実った後にはその人を好きでいられなくなる。
俺のこの恋は実らせてはいけない。
私、目花先も多くの場合女性が当てはまる蛙化現象の該当者だ。
こうして好きな人を前にして、いざ告白となると罪悪感と気持ち悪さが先んじてしまうようになってしまった。
好きな人を置いて逃げては自分を責めてきた。
今日も好きな人を前にして気持ちを伝えたいという本意と裏腹に、また嫌いになってしまう事への不安がある。
蛙同士が恋をした。
実ってはいけない恋の物語。
だから、俺達は普通の恋愛には当て嵌まらない。
好意があるのに好意を伝えられない。
これは、好きだと伝えたら終わる蛙同士の恋煩いである。