あらすじ
初めて経験した好きな人との行為は、ただ我慢し続ける時間だった。
営業事務として働く橘志織(26)は、月に一度上司である東堂義也(32)と食事に行く仲である。
恋愛対象として見られていないことで気を許していた志織が過去の"痛い経験"を話すと、東堂はあることを条件に志織に交際を提案した。
「俺とセックス抜きで付き合ってみないか? 橘がしたいと思わない限り俺からは手を出さない」
「もしも橘の同意なしで俺が手を出したら人事にセクハラされたって言っていいから」
志織にとって身体の関係のない男女交際はとても楽しい一方で、ときどき物足りない。
「セッ…………」
「せ?」
痛くてもいい。遊ばれてもいい。
この人になら、何をされてもきっと後悔しない。