あらすじ
結婚のために見知らぬ土地へと引っ越して来た主人公の碧生トシコ。
しかし夫になるはずの碧生悟は、仕事三昧でトシコを放置し、籍もなかなか入れる気配もない。
そして早朝、アパートの玄関を開けた先で、隣の部屋の住人、永田と出会う。
毎朝、永田と少しだけ会話をしてトシコは自分の孤独な心を癒やしていたのだが、永田と名乗るその男は、謎めく言葉をトシコに植え付け、突然アパートから居なくなる。
そこからトシコは、トシコにしか聞こえない声に惑わされ、洗脳され思考を読み取られていく。更に眠りを妨げられ、夢の中まで入り込まれ、乱され荒らされる。
けなされ、なじられ、罵られ…
四六時中、トシコにだけ聞こえる大勢の声。
言葉での嫌がらせが途絶える事なく脳内に直接聞こえる。
周囲の会話や視線すら恐怖を感じ、部屋に閉じ籠もり、実際にはその場に存在しない集団の声たちに怯える毎日に変わっていく。
幻聴、幻覚、洗脳…
自己嫌悪にさせ、自暴自棄にもっていき、自業自得を植え付け、精神崩壊。
そして、自らの選択と判断で自滅へと導びこうとする…。
しかし、その声たちの中心にあるのは、紛れもなく永田の声。その声を聞くとトシコは、自ら身を委ねていくようになる…。
制作BGM=connected浜崎あゆみ