あらすじ
大学時代に大好きだった人、結婚して子供を産んでも、想いの片鱗は残っていた。
その人にサークル同窓会で23年ぶりに、わたしは再会する。
秋森恵茉(42歳)は同窓会に向かう電車の中で、大学2年の短い夏の時期、近くで過ごした同級生、有坂結城の事を思い出していた。
当時、恵茉にも有坂にも交際相手がいた。
一年生の初対面で恵茉は有坂を恋愛対象から外した。「男性として見られない」という理由ではなく、「相手にされるわけはない。好きになればこっちが傷を負う」と感じたからだ。
恵茉はアプローチしてきてくれた一年上の先輩と付き合い始める。
そして目算は早々に当たり、有坂は入学からそう時間をおかずにミスキャンパスの先輩と付き合い始める。
サークル仲間として仲が良かった恵茉と有坂だ。だが一年後、恵茉は偶然、有坂の悩みを知る事になり、急激に距離が近づいていった。
お互いに彼氏彼女がいる状態で、サークルの帰りにチェーン店やファミレスに寄り、話すようになる。
そしてある日、有坂の悩みに関する大きな事件が起こる。