あらすじ
30歳の官能小説家・山ノ瀬美紀は、数年前のデビュー以降、執筆の手が止まり、古びた風呂無しアパートで孤独な日々を送っていた。そんなある夏、自由奔放なアドバイザー・藤木薫子の導きにより、美紀は自らの身体と心に向き合い始める。さらに、かつて自作の小説に救われたと語る女性・飯島千紗との出会いが、美紀の内側に眠っていた感情をそっと揺らしていく――。触れ合いの中で、言葉が輪郭を持ち始める。これは、静かに心を重ね合う女性たちの、再生と恋の物語。
登場人物の紹介
山ノ瀬美紀:
・「実体験がないから書けない」と悩む官能小説家。
藤木薫子:
・自由な身体と心を持つ人間、美紀を“揺らし、励ます。
山村(編集者):
・美紀の担当編集者。