あらすじ
海と風、そして最新技術が共存する気候変動研究都市・風暦町。この町の学園に集う少年少女たちは、それぞれが人には言えない秘密や特殊な“能力”、技術への向き合い方を抱えていた。アイデアソンでの出会いを皮切りに、彼らは互いの欠点を受け入れ、衝突し、協力し合いながら、町の未来、そして自分自身の未来を模索し始める。
春には、リーダーとしての葛藤、空帆船の開発、そして異文化との交流が描かれる。夏には、未来予知の重圧、能力が狙われる闇市場の脅威、そして過去の傷との向き合いが問われる。秋には、家族との確執からの和解、感情を数値化する技術への議論、伝統継承の難しさ、そして陰から支えた人物の秘密が明かされる。冬には、それぞれの恋が進展し、能力への依存からの脱却、過去の過ちとの決別を経て、刷新された技術と人間関係が描かれる。
物語は、一年を通じて、彼らの成長と関係性の変化を丁寧に追う。それぞれの物語が複雑に絡み合い、風暦町という舞台で大きなうねりを生み出す。最終章、港の花火祭で、彼らは過去を受け入れ、他者との絆を確かめ、喋る氷が放つ最後のメッセージを胸に、未来への希望を抱き、新たな一歩を踏み出す。