あらすじ
いじめられっ子の長谷川千尋を、いつも守ってくれたのは幼なじみの篠崎あかりだった。だが、千尋は気づいていた。
太陽のように明るい彼女が、密かに体調の不安を隠していることに。
ある日、あかりは授業中に倒れ、重い心臓病を患っていること、そして手術を極度に怖がっているという残酷な事実が明らかになる。
「千尋が変われたら、私も…」
病院で聞いた彼女の悲痛な本音は、千尋を絶望と罪悪感に突き落とす。
「自分が変わらなければ」
その衝動に駆られた千尋は、ラグビー部の主将・武田景虎と出会う。
愛するあかりとの「約束」を果たすため、ラグビーの世界へ飛び込むことを決意する。
これは、絶望の淵から立ち上がった気弱な少年と、気丈な笑顔の裏で未来への恐怖に震えていた少女が、ラグビーを通じて愛と本当の勇気を取り戻す、魂の物語。