あらすじ
マギル王国の王女オーレリアは、隣国ガダス王国にこの国の王太子アルフレッドと見合いをするために訪問していた。
完全なる政略結婚であったが、オーレリアにはガダス王国に来たい理由があった。
オーレリアは、王族でありながら彫金加工に強く興味を持ち、自分でも工房を持ってアクセサリーを作っている風変りな王女だった。
その彫金加工の発祥の地であり技術も流行も最先端の地が、ガダス王国の王都フィオナルだった。理由はどうであれ、その地に来られただけでオーレリアは満足していた。
ところが……、到着したその日の夜、美しい銀の仮面を付けた侵入者にオーレリアは襲われることになる。「この国を出ていけ」と脅して去っていった仮面の侵入者の意図とは裏腹に、オーレリアは仮面の謎を知りたくなってしまう。それは思いがけず、頑なだったアルフレッド王太子と近づくきっかけになるのだった。
≪読んでくださった皆様へ≫
こちらの作品は「アリンシリーズ」になっています。
ガダス王国の成り立ちより前の物語が「悠久の落とし子アリン」三部作に入っています。
隣国イサラスとレグナスの物語は、「盗品は…、花嫁」「マイガーデン」です。
もしご興味ありましたら、お目を通していただけるとより物語の内容をご理解いただけると思います。