あらすじ
『問いの時代へ』
雨粒がすべてを覆い隠すとき
見えなくなるのは 答えではなく
問いそのものの輪郭だった
曇った窓に 指先で描く円
「なぜ?」という文字は
誰にも読まれないまま滲んでいく
時代が揺れ 数値が踊り
勝者と敗者の境界が 日々ずれる
昨日の正義は 今日の疑問符に変わる
だが、問いは沈黙しない
焦燥の夜に
画面の奥で輝く目が ひとつの声を放つ
「あなたは なにを信じていますか」
問いは剣ではなく 光だ
切り裂くのではなく 照らすもの
誰かの沈黙に
耳を澄ますための灯り
答えのない世界で
わたしたちは それでも進む
問いを持つ者こそが
希望を紡ぐ者となる