あらすじ

海に面した井須磨村には古くからの掟があった。十五歳になるまで、村の外に出てはならない——。 中学三年生の矢口将太朗は、ある朝、親友の折口浩志がクラスから消えていることに気づく。しかし他の誰も、担任の先生すらも、折口という生徒の存在を覚えていない。出席簿にも名前はなく、まるで最初からこの世に存在しなかったかのように。 将太朗だけが、確かに昨日まで一緒にいた友人のことを覚えていた。 そして翌日、また別のクラスメイトが消えた。今度も将太朗以外の誰も気づかない。完全な歴史改変。存在の抹消。 この村で何が起こっているのか——? やがて謎めいた美少女・藤浪瑠夏から呼び出される将太朗。彼女の口から語られたのは、この村に隠された恐ろしい真実だった。三十年に一度現れる能力者。人の存在を消去する力。そして代々その能力者を監視し、殺すことを使命とする一族の存在。 「悪いけど、君にはここで死んでもらう」 瑠夏の手には、鋭く光る刃が握られていた——。 果たして将太朗は、この悪夢から逃れることができるのか

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/08/03
  • 現在の作品Y県 井須磨村の海神信仰がヤバすぎる件について