あらすじ
東の海に浮かぶ島国、東之国は現在人歴二百五十八年。
元号は平寧、十八年。
この世界は古来より光と闇の二つの顔を持っていた。
一つは平穏に浸る〝無能力者〟たちの一般的な生活の世界。
そしてもう一つは〝無能力者〟には認知されることのない、秘匿の世界。
例えば神。
例えば人。
例えば妖。
例えば―――神の加護を賜る〝霊術師〟と呼ばれる、異能力者たちが生きる、影の顔。
そしてそんな世界に現存する様々な者たちの境界の均衡を保つことを義務付けられた者。
世界に八人としか存在しない強力な仲界者を陰陽師と呼んだ。
亰より東方に位置する仲立ヶ丘。
都心にひっそりとたたずむ町に、彼女は生きている。
戦うことを恐れ拒否した少女は、泣くことをやめ、戦うことを決意した。
それは―――守るために。
失うことを恐れた彼女は剣を取った。
内包する力に恐怖しながらもそれを飲み干し、力とした。
彼女は不敵に笑う。
無彩の華は、凛々しい薫と共に。
雪の中でも強く。美しく咲き誇る寒菊のように。
「神絡み、妖絡みの不審事にお悩みならば、陰陽師〝支鬼役布陣〟華維薫までご連絡を。
―――これでいいのか、用事が済んだなら私は帰るぞ」
宿業。
抱いた想い。
初恋。
成長。
様々な思いが交錯しながら人の心を知り、前へ進み、成長するための始まりにして最初の物語。
※唐突にはじまります、頑張ってついてきてください。もしわからなければ、著作『紅刃・一年奇譚』([link:novel_view?w=25075874])でどうにか補完してください。
※過去作のリメイクですが、完全に中身変わってますね。自由にやります。
※現実世界に世界観は限りなく近づけるつもりですが、世界は完全に創作になっています。固有名詞等々の説明は入れるつもりですが、分からなかったら、頑張って飲み込んでください。