あらすじ
さて、僕はその辺に居る社会人だ。どうしようもない陰キャでオタクな高校生時代を過ごした底辺社畜ぐらいに思っておいて欲しい。
そんな僕であるが、どうにもついうっかり電車の迫る駅のホームへ足を滑らせてしまったらしい。気がついたときには僕はもう、別の世界にいた。
目の前に居たのは、少女。いや、正確には少女ではない。魔物であった。その姿には見覚えがあった。高校時代、僕が読んでいたラノベの敵キャラ。魔王軍幹部、スキュラであった。
その瞬間理解した。僕は転生したのだと。このシーンには見覚えがあった。ある盗賊の男が主人公から命からがら逃げ出し、そこでスキュラと出会い配下になる。要は僕はその名前もなかった「男」として生まれ変わったのだと。