あらすじ
「この島は『楽園』なんかじゃない。
悪魔の島なんだ」
* * *
怒り狂う男の額から伸びる、金色に輝く糸。
全身を光の龍に包まれた男子が、その糸を握り締める。
「入っちゃ行けない場所に勝手に入ったせいで命を狙われる。
それは世界中どこでも有り得ることで、国や地域によっては日常だ。
だから、それは俺たちが謝らなきゃいけない。
だけどこの子たちは違うんじゃないのか!?
この島の、お前の、私利私欲のために連れ去られてきて無惨に殺された罪なき命は、一体何千、何万だ!?
だから!!
せめてこの子たちには、お前が謝れ!!」
* * *
世界凸旅YouTuber『あるめろとくろ』。
彼らが訪れたその島は、表向きには『楽園』などと呼ばれていた。
しかしその裏に渦巻いていたのは、
目に見えない何か、
生物系異能力、
生贄の儀式、
生命の根源、
大航海時代から今なお続く世界史の闇。
驚異と恐怖に満ち溢れたその島で、彼らは命がけの脱出劇を繰り広げることになる。
* * *
「気を付けて!
噛まれたらダメだ!」
「んなヒマ与えねぇよ!!」
「あたしは別に、数字になるならギリまで脱ぐぐらい構わねぇけど?」
「ねぇ……めろみゆ……?
さっき、あたしのこと、盾にしたよねぇ?
ひどい、ひどいよ……。
痛いよぉ……ひどいよぉ……」
* * *
リーダーっぽいが実は台本通りやってるだけの一般人『アルマ』、
本業アイドル、本性は金儲けヤンキー女王様『めろみゆ』、
元・エセ世直し迷惑系ブラック配信者の武闘派『クロノ』、
敏腕プロデューサー兼ディレクター『"バスらせマスター"城戸』、
優しく賢く冷静沈着、ただし沼深めの生物ヲタカメラマン朝比奈、
ほぼめろみゆの召使い、AD女子ナル。
次々に襲う危機、迫力のバトルと予測不能な驚きの展開の連続。
* * *
「人間は遥か太古からあらゆる方法で生命を利用し、その成果によって進歩を続けてきた。
今さらそこに何の罪を問う?
人間の命とても同じことだ。
人は人のために人を使う」
「許せない……許さない……!
生きたかったのに……!
帰りたかったのに……!」
「違う……これはミヌじゃない!
ヴェダの……ニプシ……!?」
* * *
果たして彼らの結末は……。
(2023.10.01 - 2024.11.17)