あらすじ
涙を食らう妖怪のお話です。
筆者は怪異に出くわしたことはありません。いて欲しいとは思いますが、存在を信じているわけではありません。
同じように筆者は人の涙を信じません。
涙のわけは外から観察しただけではわからないものです。
この作品に登場する『涙喰らい』という怪異は実在しません。
それ以外の物語は筆者の体験によるものです。
息子の卒業式を現時点で週末に控えている筆者は、手のかかった息子の卒業にあたり、この物語を書くことを思いつきました。
『涙喰らい』の着想は、ずいぶん前からあったのですが、今回ようやく形にすることができました。
今後『涙喰らい』にまつわるエピソードを虚実交えて書いていく予定ですので、そちらもお楽しみに。
人の涙を見ることが多い筆者の一番の涙エピソードが作中の息子の涙です。
母が他界したときに見た、息子の涙は本当にきれいで、温かかったです。
その温度が少しでも読者の方に伝わればと思います。