あらすじ
海の日前日、日曜日。
椎名立花(しいなりつか)、22歳。夏のある日の話。
専門学校の時の同期と一緒に、車で2時間かけて海へ!
着替えて、荷物を持って、場所を取って。
「じゃあ、パラソルはあたしが立てておくね!」
水着姿でパラソルを握り、思い切って砂へとぶっ挿した瞬間…パラソルを挿した場所を中心に眩しい光が主人公を包み込んだ。
眩しさに閉じていた目を開くと、さっきまで目の前に広がっていたはずの海はどこにもなく。
「……どこ? ここ」
数えられないほどの人数の人、人、人。
しかも服装が今まで見てきたものとは明らかに違う、床につきそうなほどに丈が長いローブやマントを羽織った人ばかり。
混乱のまま、固まる主人公がやっと出来たことといえば、手にしていたパラソルに水着姿の自分を隠すだけで。
そこに声がかかる。
「――――こんなのが聖女のはずがない!」
と。
前日の寝不足や、いろんなものが重なり、意識を失くした主人公。
運ばれたどこかの部屋。
そこで目を覚ますと、ベッドのそばにいたのは不機嫌そうなオレンジ色の長髪のイケメンで。
意識を失くす前に聞こえた気がした聖女について聞けば、自分のことだと言われる。
しかも「納得いかないがな」という言葉つきで。
その後、二日ほど地下牢に放り込まれ、第一騎士団長と魔法課連隊連隊長、宰相の三人による取り調べを経て。
彼らがいう聖女なのかどうかがまだ判断しかねるということになり、しばらく第一騎士団にお世話になることに。
ただし、預けられる第一騎士団ではある噂がたっていて。
『露出狂』
『肌を見せてくるほど、鍛えている』
『召喚直後の装備が極端に少なかったのは、それだけ強かったから』
『謎の新しい武器を携えてきた娘は、武器職人か鍛冶屋』
『とにかく、肌を見せたいらしい』
と、よくわからない内容と、水着をきていたせいで露出狂扱い。
そんな誤解を受けつつ始まった、異世界での生活。
主人公は元の世界に戻れるのか。
それとも、聖女として覚醒するのか。
露出控えめなファッションの世界において、露出高めな変態扱いをされるところから始まった、異世界転移小説です。