あらすじ
高校生の城田夏希は、町の小さな美容室にやってきた。
友達の七海がイジメにあい、命を絶ってしまった事で、3年間の思い出を全部切ってほしいと、美容師の岡嶋潤にカットを頼んだ。
自分の切られた髪がゴミに捨てられていくのを見ているうちに、思いが溢れてきた夏希は、その場で泣き出してしまう。
潤は東京でバンドを組んでいたが、3年前に解散し、彼女の美里の元で、ヒモの様な生活をしていた。
いつもの様に彼女の帰りを待っていた潤だったが、美里は通り魔に襲われて亡くなってしまった。
1人になった潤は、美容師となり、やっと自分の店の開店資金が用意できると、美里が育った小さな町で、美容室を開いた。
ある日の夕方、1人で家に帰る夏希を見つけ、潤は車に乗せた。
今度は自分がイジメられると言った夏希に、辛かったら逃げてくればいいと、逃げろというメッセージを渡した。
高校を卒業し、地元を離れた夏希は、高校の同級生の青田と付き合っていた。
卒業が近づくと少しずつズレ始めた2人の恋は、やがて終わりをむかえる。
夏希は青田との思い出を捨てたくて、潤の美容室に行こうとするが、人気店となっていた潤の店は、なかなか予約を取ることが出来なかった。
夏希と再会した潤は、夏希の髪を切っていくうちに、本当の気持ちに気づき始める。