あらすじ
通勤通学で使う朝の電車は、身動きひとつ取れば隣の全く知らない人にぶつかり、気を遣って更に身動きをひとつ取ればまた別の全く知らない人にぶつかり、不愉快の連鎖を産む。
駅前の商業施設には若者が集まるファッションブランド店や雑貨屋、更には本屋にカフェ、映画館があり
海の方へ向かえば向かう程キラキラとした街になり、反対側へ向かえばどこか淀んだような、そして欲望に塗れていそうな、全く違う雰囲気の街へ
長い年月をかけて様変わりしていくこの街は、これからも同じぐらいの時間をかけて変わっていくだろう。
大都会のような輝かしい景色、田舎のようなホッとする景色、慣れてしまうと心地良いとまで感じる小汚い景色
それを人は『ちょうどいい』と言う。
今日も"ちょうどいい"を求めてこの街では人々が行き交う。
俺もまた何かを求めてこの街へ
また今日も『おはよう』を求めて
この"ちょうどいい街"から一日を始める。
この桜木町から、始まるんだ。